教 会 長                    2025.03
       
      御  霊  様                                                                                             鈴木 輝雄教会長
  どうなれば御霊様が助かるのでしょうか。それは自分が御霊様と共に助かるということです。自分が助かれば、御霊様も共に助かるということです。亡くなられても御霊様は自分と同じところにおられるのです。遠くに行かれたわけではありません。目には見えないですが、その人の心の中に生きておられるのです。そう思えば今まで以上に身近におられます。それは自分の心の持ち方にあります。その人のことを忘れていれば遠くにおられ、常に思っていれば身近におられます。それはすべて自分のわが心のあり方で決まります。そのことが『共に生きる』ということです。
 それなのに「御霊様が助かっておられるだろうか、苦しんでおられるのでないだろうか」と思い自分を苦しめておれば、自分も助からず、御霊様も助かりません。もっと御霊様を身近に感じて御霊様の立ち行きを願う事です。それは自分が安心すればするほど御霊様も安心され助かるのです。
もっともっと自分が立ち行きを安心することが、御霊様の助かり立ち行き安心に通じると自信を持って進まなければいけません。そのことを神様にお願いして、自分の心の弱さを神様に助けていただくのです。自分の心をしっかりすることです。ふわふわしていれば御霊様も安心できず助かりません。
人から何を言われても御霊様は自分の心の中におられるのです。自分が助かることが御霊様の助かることだと自信を持って自分に言い聞かせることです。どこに行かれたのではなく、自分の心の中で生きておられるのですと自分に言い聞かせて、神様に心が強くなるようにお願いしてください。また、御霊様は自分の心の中に生きておられるので何でも共に考えておられるのです。生きておられた時の様に、自分の思いを御霊様に伝えて相談し進むことです。常に自分の相談相手は御霊様です。その時に神様にお願いすれば、神様と御霊様と自分との関係が生まれます。
 教祖様は、『形が無くなれば(亡くなれば)来てくれと言う所に行ってやる』と言われてお国替えされました。ですから我われが願う所に来てくださり助けて下さいます。これほど心強いことはありません。何でも御霊様に相談して神様、教祖様と共々に考える、願い、祈ることが大切です。私も願わせて頂きます。
(この文章はある女性がご主人を亡くされたとき、ある人から「主人が助かっていない。さまよっている」と言われ悩んでおられた時、手紙を送りました。この手紙を御霊祭りの月に載せさせて頂きました)