ノブ先生のお取次ぎ    
                               219ランナー 花本芳明
 昨年12月11日、97歳で母が亡くなりました。
花本家の金光教の信心は私で3代目になります。祖父が胃潰瘍になったとき実姉にお手引きされて、御所教会に参拝したのが始まりです。
 祖父・祖母には子どもが出来ず、母は4歳の時に養女になりました。母は祖父の兄の子どもでした。母は成人すると婿養子を貰うことになりました。何回も御所教会にお参りして、初代吉川ノブ先生にお取次ぎを頂いたそうです。何人かのダメ出しがあり、私の父親のお取次ぎを頂いたときに「気難しい人だがこの人なら良い」と言われたようです。ノブ先生の取次ぎがなければ私は生まれて居なかったと思います。
 私の後、弟・妹が生まれ3兄弟になりました。現在母の孫は7人、ひ孫が11人になりました。ノブ先生のおかげでひ弱かった花本家の子孫繁栄が、強い基礎が築かれたと感謝しています。
 御所教会の大祭に小さな私が祖父と参拝をして、「祭典が長い!」とご神殿の柵に足を乗せて泣いていたと聞いています。それでも、ノブ先生は子どもが参拝してくるのを喜んでくれたようです。今、その状況を想像すれば怖くなりますが、ありがたく思っています。
 そのノブ先生がお国替えされて50年の年です。これからも見守っていてください。

               


   コロナ感染    
                               
218ランナー 吉岡 正
 1月4日 妻が発熱をし、5日に休日診療を受けたく、いきいきライフ休日診療所に行きました。しかし、「電話で予約してからにして下さい」と言われ、携帯電話でかけますが繋がりません。自宅に戻り固定電話からかけました。やっと繋がり午後の予約をもらいました。予約時間に行き、車の中で待っていました。看護師さんに保険証を渡し、また車の中で待機していました。同じように4台の車が待機していました。医師が来られてインフルエンザとコロナの検査をしてくださり、コロナの陽性が判明しました。解熱剤をもらい5日隔離、その後5日は体の中にコロナ菌があるため隔離しくださいと言われました。小生も1月7日発熱があり家内の運転で済生会御所病院に受診してコロナと判明しました。コロナの薬は1錠1万円といわれました。小生は持病の糖尿病はコントロールされ、前立腺は完治されているので解熱剤と咳止めで自力での完治を進められました。38.5度以上で解熱剤服用し、こまめな水分摂取をしました。手洗い・マスクが基本との事です。
 無事に回復させて頂きました。年頭からおかげを頂きました。ありがとうございました。

               


   奈良県女性のつどい    
                             217ランナー 境内 陽之介
 令和6年11月24日に金光教下渕教会にて令和6年度の「奈良県女性のつどい」を開催しました。
参加者は、講話を頂いた木谷下渕教会長を含めて14名の参加であり、うち男性は4名です。コロナの影響でここ3年開催しておりませんでしたが、昨年、金光教郡山教会で再開し、今年に至っております。
 「奈良県女性のつどい」は、金光教信者の女性の方々が集まって、先生の講話や信者さんの信心話などを拝聴し、その後、本日のお話の内容や、自身の体験や思っていること等を題材にしながら、お茶を飲みながら、打ち解けて意見交換し、信心の共励をする場であります。参加してくださった皆さんには、何でもいいので、一言話していただく機会を設けるようにしております。女性のつどい後には、参加者の皆さんが信心について、多くのことを共感・共有し、ご自身のこれからの信心の糧としてくださっているかと思います。
 今年は、金光教下渕教会長 木谷道太郎先生に講題「前教会長先生のない いのちを頂いての10年」の講話を頂きました。前教会長の10年間の闘病生活を通じて、神様のおかげの有難さ、家族の在り方、神様へ向かう姿勢や自身の信心についての話をされました。参加された方々は、自身の家族のことを重ね合わせて思い、多くのことを共感できたかと思います

               


   金光教との出会い    
                               215ランナー 花本 文代
 私が金光教を知ったのは結婚後でした。主人と初めて参拝させて頂いたのは御所教会でした。金光教に何の知識もない私で不安でしたが、2代教会長ヒサヱ先生は優しく話を聞いてくださいました。そして、すぐに名前を憶えてくださり、2回目からは他の信者さんと変わらぬ対応をしてくださいました。
 大祭や月例祭の度に、他の教会の先生や輔教・責任役員・信徒総代の方々のお話しを聞き、「あぁ、そのように考えるべきなんだ」と思いました。それまでの自分の中に無かった考え方を教えて頂きました。
 鈴木教会長ご夫婦が御所教会にご用してくださると決まったときの、河手二三子先生の祝詞には感動して涙が出ました。
 鈴木教会長は「いいよ」と受け入れてくださいます。しかし、最近は体調を崩されることが多く心配しています。たくさんのおかげを受けられご用してくださっています。おかげの見本の様です。これからもお元気で長くご用してくださることを願っています。

               


   金光教奈良県教会連合会信徒会    
                             214ランナー 境内 陽之介
 長い名前の会です。略して『県信徒会』と言っていますが、3年の任期で、各教会長から推薦を受けた委員が集まり、「連帯して教会連合会の活動を担い、教会連合会内の教会における信徒活動の互助連絡、信心共励等を図る」ことを目的とした組織です。
 教会連合会は、先生方の「教師会」と信者の「信徒会」の連合体という意味で、毎年年の初めに、事業計画やその予算を定めて活動を行っています。皆さんもご存じのカーリング大会やバーべーキュー大会、女性のつどい等といったものです。
 去る8月25日に県信徒会の委員会がありました。金光教高田教会にて、角埜教会長の講話を聴かせていただきました。委員会は信心共励等を図ることを目的としていますので、年2回ほど県内の教会をまわって、そこの信者さんのおかげ話であったり、先生の講話、または、金光教のビデオ等の動画を題材にして、意見交換等をしております。
 高田教会では、角埜先生の信心についての記事〔金光新聞「伝えたいことがある?」令和6年2月28日掲載〕を題材に委員が順に朗読し、先生が説明を加えていただく形で共励会を進めさせて頂きました。先生の信心の構えは、「絶対他力」自分の力では何もできないから、焦らず神様にすがって、何事も神様のあてがいのまま生きる。「絶対信」。何があっても神様を信じること。神様は、必ず願いを聞き届けてくださる。力を貸してくださる、決して悪いようになさらないと信じ、神様にお任せする。「絶対感謝」。どんなことにも感謝させて頂くこと。日々を授けられるもの、身の回りに起こること、全てがありがたい。といった事でありました。
 県信徒会では、このような共励会をはじめとした諸活動を通じて、県内教会の信者さん、教会とのつながりも大切にしながら、共に信心を深めていければと思っております。

               


  5代教主金光平輝様のご帰幽    
                             213ランナー 花本 芳明
 7月21日に89歳で5代教主 金光平輝様がご帰幽されました。
24日に祭場にて密葬が仕えられ参列させて頂きました。密葬ですが教内外から約3000人が会葬されていました。
 告別式後、祭場から出棺され、自宅南側から教徒社・アーケードを経て玉島斎場に向かわれました。
 5代金光様は平成3年(1991年)〜令和3年(2021年)までの30年間、教主をお務めくださいました。
 今まで私がご本部参拝させて頂いた時期は、殆んどが5代金光様の、お取次ぎをたくさん頂きました。5代金光様は「はい、はい」と聞いてくださいますが、お言葉はほとんどかけてくださらなかったと記憶しています。一度だけ「おかげを頂かせてもらいましょう」とお言葉を頂き、嬉しかったことを思い出します。お出ましやお退けの姿も目に浮かびます。
 本当にありがとうございました。これからも高いところから金光教をお守りください。

5代教主 金光平輝様 経歴
昭和9年(1934)10月31日 金光鏡太郎(4代金光様)の長男として誕生
昭和27年(1952)金光中学校(現在の金光学園中学校・高等学校)卒業
昭和33年(1958)早稲田大学卒業
平成3年(1991)4代金光様死去により教主選挙で5代教主様に就任
令和3年(2021)教主退任(6期:30年教主)
令和6年(2024)7月21日 89歳没

               


    笙の地方指導員    
                             212ランナー 酒井 信
 先月に、金光教典楽会より笙の地方指導員にならせて頂きました。
そこで、本部にて6月23日に研修を受けて参りました。そこに来られてる方は指導員以上なので、通常の練習会とは違って細かいところまで教わる事が出来ました。これまでは気楽な気分で御用、練習に取り組んでおりました。しかし、これからは指導員という立場で笙の稽古に精進いたします。
 今後、新しい曲目にチャレンジするために松井先生にご指導を受けて、御所教会典楽を盛り上げて参ります。

               


    花しょうぶ    
                             211ランナー 吉岡 正
 馬見丘陵公園は菖蒲園の概要は全体面積約3,000u、菖蒲田面積約1,000u、花菖蒲100品種18,000株(花茎 30,000本)です。
 花菖蒲は水草ではありません。最近の研究では浸水状態(水に浸かつた状態)で育てると病気の蔓延や根腐りの原因となり、生育が障害されると言われています。菖蒲田全体に水を入れたのち、水はけを考慮して、通路に水が貯まるようにしています。一見すると畑の畝土の表面が乾燥しているように見えますが、土の下には十分、水がしみ込んでいます。水やりは主に夜間に実施しています。放置栽培では毎年良い花を楽しむ事ができません。植付け後2〜3年で株が大きくなり根茎が混み合い、花数も減少します。馬見丘陵公園は菖蒲園では植付け後3年の株に毎年、全体の3分の1ずつ株分けを実施しています。
 皆さんも楽しんでください。

               


    ありがたい家族    
                             210ランナー 境内 和子
 遅咲きの桜満開の4月に誕生日を迎えました。78歳、いや87歳です。いつの間にこんなに年をとったのでしょう。
 昨年の12月、昭和8年より続けていた家業の小、中、高校の教科書販売を廃業いたしました。自動車免許も返納、会社や学校への引継ぎ、その他整理も終わりやっと肩の荷をおろした様な気持ちの昨今です。
 最近8050歳問題(80歳代の親が50歳代の子どもの生活を支える家庭。その背景は子供の引きこもりがある)がテレビや週刊誌等を通じて、苦しい、寂しい情況が伝えられています。幸いにも私は長男夫婦、孫娘の4人家族で暮らしています。時には老婆心が災いを起こし、ちっと苦しむことがありますが、朝夕家族の顔を見れる事はどんなに心強く素晴らしい事かと、神様に感謝いたしております。
これからは残る余生をほどよく呆けて、元気で生かせていただきたいと願っています。
 神様ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。

               


    夫と私のおかげ    
                             209ランナー 吉岡 維久子
 今年の3月に夫が前立腺の手術をさせて頂きました。
 夫は前日に入院しましたが、私は当日の朝に病棟に行き、夫を見送ってから待っていると5人位の患者さんが手術に行かれました。しばらくすると他の家族の方に無事に終わりましたと順次連絡があります。一時間毎にご祈念をしました。心配しながら待っていると担当の医師が「吉岡さん来て下さい」と言われ部屋に行くと「これが前立腺です」と見せてくださいました。「あと1時間で終わりです」と言われたのでこれで安心だと思いました。鈴木先生に連絡すると「良かったなぁ」と言って下さってお礼を申しました。
 夫が病室に戻って目覚めると私のことも、わかった様でほっとしました。私は家に帰ると誰もいませんので少し怖くなってきましたが、鈴木先生が毎日送って下さるメールの教話を読むと怖さが和らいで落ち着きました。その10日後に無事退院させて頂きました。
 夫も私も金光様に守っていただき有難うございます。

               


    前立腺がんの手術   
                             208ランナー 吉岡 正
 奈良県立医科大学附属病院(奈良医大)で前立腺がんの手術をして頂きました。私の頭部を25度傾けた状態で、ダビンチ手術支援ロボットを使い、3月5日の9時から14時30分の5時間30分間、執刀医ドクター2名・麻酔ドクター1名・薬剤師1名・看護師6名(計10名のスタッフ)受けました。
 前日の入院の際に鈴木教会長にお取次ぎさせて頂きました。手術後、親族控えホールの妻に切り取った前立腺を説明され、一部の黄色の部分が癌らしく生研検査に回されました。前立腺全摘手術は無事終わりました。手術後は24時間の完全安静で身動きできず。24時間後に体に装置しているたくさんの計測装置を身体から外しました。
 手術で神様が私の体から癌を取り除いて下さり、大変ありがたい大きな「おかげ」を受けて感謝しております。11日間の入院で退院させて頂きました。ありがとうございます。

                


    輔教更新   
                             207ランナー 花本 文代
 平成19年、御所教会の輔教は男性3名、女性1名、計4名でした。
 その年、鈴木教会長から「女子2名で御本部の『輔教志願者講習会』に参加しては、どうか」と言ってくださいました。その一人が私でしたが、金光教の信心ついて何も解っていませんし、輔教は何をするのかも全然理解出来ていませんでした。だから、講習会に参加していいのだろうかと悩みました。
 教会長は「勉強してきたらいいよ」と言ってくださいましたので、決心し参加させて頂きました。
 1泊2日の講習会で宿泊した旅館は8人部屋でした。御所教会以外の人は、初めてお会いする方々ばかりです。四国の教会の信者さんは、教主様にお会いしお届けしたいと、徳島から一人で参拝し、教主様に長くお届けをしたとの話をされました。他の信者さんも自分の信心話を熱心にされました。私は皆さんの篤い信心の話を聞いていてポカーンとしていました。気後れしてしまいました。それから講習を受けて無事に輔教の任命を頂きました。
 中近畿教区で開催される毎回の輔教集会や研修会に参加し、他教会の信者さんの輔教活動や経験したおかげ話などを聞いて感動しています。御所教会でもいろいろと勉強させて頂いています。
 あれから昨年で4回輔教の更新させて頂く事が出来ました。お役に立てる輔教になれる様に精進致します。これからも宜しく願い致します。

                


    病   気   
                             206ランナー 西川 信志
 数年前の事ですが、初めて入院した時の事です。病名は『痔瘻(じろう)』という病気で、簡単な手術で入院は1週間程といわれていました。
 麻酔は腰椎麻酔(ようついますい)でその日は「頭をあまり動かさないで」と言われていたのですが、頭を振ってしまったのです。それから手術箇所は順調に治っていくのですが、起きると頭がズキズキして暫くの期間起き上がれなくなりました。その時は「何で頭を振ってしまったのか?このまま起き上がれないのか?」と後悔でいっぱいになり神様に祈りました。
 その後、お蔭を頂きよくなっていきましたが夕方になると微熱が出てきます。結局2週間程の入院となりました。
 今は、病気の再発もなくお蔭を受けて生活させて頂いています。ビビリました。
 神様ありがとうございます。

                


    御本部の典楽のご用   
                                205ランナー 酒井 信
 皆様明けましておめでとうございます。
 今年一年が幸せいっぱいで素敵な年でありますようにご祈念申し上げます。
 昨年の10月8日教祖様140年生神金光大神大祭の記念すべき年に、御本部の奏楽御用をありがたく頂いて参りました。その時、奈良県の教祖様140年記念大会の抽選で当った、参拝切符で本部に行かせてもらったことは二重のおかげを頂きました。
 前日の稽古ではどうも上手くいかないところがあり、拍子が取れなく出だしから遅れるのです。そういった私に優しくわかりやすいアドバイスを隣におられた先生がしてくださいました。
 「そのところは私だったらこのようにしていますから、あなたも試してみてはどうですか?」。それから拍子が上手くとれて、教えて頂いた技法で本部奏楽御用が無事に済みました。嬉しくありがたいことでした。
 今年もみんなで御所教会典楽会を盛り上げて、楽しく松井先生のご指導を頂き、神様への真心のこもった御用をさせて頂きましょう。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。