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編集後記
〇「米を作って、飯を喰えない」と米農家が悲鳴を上げています。昨年、8月南海トラフ地震の臨時情報が気象庁から発表され、米不足が始まりました。特にスーパーマーケットから米が無くなりました。その後、「新米が出回れば大丈夫」と言われていましたが、今も1.8倍の価格になったままです。農家から米がたくさん出荷されましたが、流通段階で在庫されたままになっている米があるようです。投機で米を買っている会社もあるとの事です。「流通の目づまり」と言われています。中間業者が儲けているようです。何か江戸時代の悪い商人の米の買い占めを思い出します。米価格は高騰していますが、その価格は農家に反映されていないのです。農家では高齢化が進む中、後継者がいない状況で肥料や機械の高騰で生産コスト高になっています。これ以上、日本で米が増産出来る見込みはありません。消費者のコメ価格が上がり、農家の利益が出ない状況に陥っています。米を作る農家の廃業も続いています。政府は当面、備蓄米21万トンの放出を決定しましたが、これは一時しのぎの政策です。日本の食料自給率38%の今、米を中心にした食料の抜本的な国の政策見直しが必要な時期に来ているようです。
〇4月13日~10月13日まで、大阪・関西万博が大阪の夢洲で開催されます。150カ国が参加し、25の国際機関やたくさんの企業が参加します。現在戦争中のウクライナ・ロシア・イスラエル等も参加されます。世界の国は196カ国と言われている中で凄い参加率です。こんなに参加するイベントは他にないと思います。テーマは『いのち輝く未来社会のデザイン』です。1970年の大阪万博(千里)では77カ国の参加でした。私は何回も入場しました。月の石や太陽の塔、四方のスクリーン等に感動したことを思い出します。大阪・関西万博も何回も行きたいと思っています。楽しみです。
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